
想像もしていなかった、異業種への転身
聞き手:お二人は社歴10年を超えるベテランですが、最初は現在とは全く違う業種での入社だったそうですね。
小谷:私は2013年に入社しましたので、今年で12年になります 。前職は自動販売機の補充員(ベンダー)で、エイゼンがベンダーを募集していたのを見て応募したのがきっかけです。ですので、入社当時は自社の自動販売機の補充業務を行っていました。
柚木:私は2010年入社なので、小谷さんより2年ほど長いですね。私も元々はトラックの運転手として入社し、自動販売機事業部で商品の仕入れなどを担当していました。実は、私たち前職も同じ会社だったという不思議な縁があるんです。
小谷:その後、自販機事業から撤退するということになり、配置転換を打診されたのですが、私は「違う仕事ができるならやってみたい」と不動産事業への転換を受け入れました。当時はパソコンすら触ったことがなくて、メールの送り方もわからない状態で、もちろん不動産の知識もありませんでしたが、上司がゼロから丁寧に教えてくれたんです。真っさらな状態からどんどん知識が入ってくるのが楽しくて、夢中で吸収していきました。
柚木:私は当時責任者を務めていたこともあり、事業がなくなるなら最後の一人が辞めるまで見届けてから自分も辞めようと考えていました。ただ、すでにコインランドリーや駐車場の管理も任されていましたし、社長から「他の業務もお願いしたい」と言っていただいたので、最後までここで頑張ろうと腹を括りました(笑)。


「自社でやり遂げる」姿勢が育む、独自の運営ノウハウ
聞き手:現在は不動産管理を中心に、非常に多岐にわたる業務をこなされています。エイゼンならではの仕事の面白さはどこにありますか?
小谷:私のメイン業務は入居契約やトラブル対応、退去の立ち会いなどですが、並行してフィットネスクラブ「筋二郎」の全体的な管理も担当しています。エイゼンは10名ほどの少数精鋭で、みんなが少しずつ役割を重ねながら動いているのが特徴です。
柚木:私はコインランドリー事業やパーキング事業の管理が中心ですが、入居者様からの「水が出ない」といった緊急の一次対応に駆けつけることもあります。エイゼンの強みは、清掃や軽微な修繕を外部業者に丸投げせず、自分たちで解決しようとする「内製化」の意識が強いことだと思っています。
小谷:柚木さんは本当に手先が器用で、ホームセンターで部品を買ってきて自分で直してしまいますよね。
自社で運営を完結させているからこそ、入居者様の声を直接聞いてすぐに反映できる良さがあります。
柚木:休みの日でも「他のお店はどうしているんだろう」とバイクで見に行ったりして、良いものがあれば社長に直接提案しています。
例えば、ランドリーの「洗太郎」にQR決済や遠隔操作ができるIoTシステムを導入したのも、そうしたリサーチがきっかけでした。現場の改善案がすぐに採用されて形になるスピード感は、エイゼンならではの魅力です。

人との交流から生まれる、新しいアイデアと価値観
聞き手:入居者様や利用者様とのコミュニケーションも、事業運営に欠かせない要素となっているようですね。
柚木:そうですね。私は現場によく行くので、学生さんたちと雑談して仲良くなることが多いんです。
最近では入居者の子と「バーベキューをやりたいね」と盛り上がって、実際に社内で交流会を開いたこともありました。単なる管理業務を超えて、「人との交流から新しいアイデアが生まれる」ということを日々実感しています。
小谷:私も同感です。シェアハウスの運営も、私たちだけで決めるのではなく入居者と一緒に作ってきた感覚があります。
また、フィットネスクラブの「筋二郎」においても、利用者様の何気ない一言が新しいサービスの発想に繋がることが多いんです。
柚木:若い子たちが何を考えているのかを聞いたり、ちょっとした会話をしたりすることで、自分にはない発見がありますね。外国人の入居者様であれば、生活用品の買い出しに同行して「日本の生活では何が必要か」を一緒に考えることもあります。
小谷:現場での会話からニーズを汲み取って、それを事業に落とし込んでいくということを意識しています。
「洗濯の待ち時間に体を鍛える」という時短生活のコンセプトを肉付けしていったのも、そうした交流の成果です。人との繋がりを大切にすることで、次に何をすべきかが見えてくる。このプロセスがエイゼンの強みのひとつだと思っています。

地域に寄り添う「顔の見える管理」と誠実なリーシング
聞き手:入居者様、特に学生さんや親御さんとの信頼関係も非常に厚いと伺っています。
小谷:リーシング(入居者募集)においては、学生さんや親御さんに対して物件のメリットだけでなく、デメリットもしっかり伝えるようにしています。納得して契約していただきたいですし、それが後の信頼関係に繋がりますから。
入居後もLINEなどで密にコミュニケーションを取り、設備で困ったことがあればすぐに相談してもらえる環境を作っています。
柚木:学校を卒業して就職が決まった報告を聞くと、まるで学生寮の寮監さんのような気分で「よく頑張ったな!」と嬉しくなりますね。 こうした「顔の見える管理」が、入居者様との信頼関係を築く鍵になっていると思います。
小谷:私が地元から出てきた時、最初の大家さんがとても親切にしてくれた経験があって、その時の嬉しさが今の私の接客の原点になっています。また、外国人の入居者様に対しても、「初めて親密に接する日本人がエイゼンの社員」ということもあり得ますから(笑)、責任を持って生活をサポートするようにしています。
柚木:そうした私たちの対応が、「エイゼンの物件に住んでよかった」という声に繋がっているのは励みになりますね。 現場で拾った声を大切にするからこそ、より良い住まいづくりができるのだと自負しています。

チームとしてのエイゼン、そしてこれから―
聞き手:お二人から見て、エイゼンはどんな「チーム」ですか?
小谷:社長との距離がとても近いんです。自分の思ったことを隠さず言えて、それを任せてもらえる環境があります。
柚木:10人ほどの少数精鋭なので、部署の垣根がなくわちゃわちゃと雑談しながら仕事ができるのが良いところです。ギスギスした感じが全くない、本当にアットホームな会社であり良いチームだと思います。
聞き手:最後に、今後エイゼンとして実現していきたいと思うそれぞれの展望を教えてください。
柚木:この地域には築100年近い長屋も残っています。ただ壊すのではなく、リフォームして新たなビジネスに転用するなど、古いものの良さを活かした街づくりを続けていきたいです。
小谷:民泊事業はとても好評なので、宿泊の分野も広げていけたらと思っています。不動産の仕事を中心にしながら、新しい形の「住まい」に関わっていきたいですね。
そして人との交流を通して、世にまだないアイデアやサービスを提供していけたらと思います。


